コラム 2021 9/15

生きていれば色々な事がある。

いい時もあれば、

いい事ばかりじゃない時もあって、

雨が降ったり、そして止んだり、

晴れたり嵐だったりする。

嵐を止める事はきっと今の科学力ではできなくて、

その中で、「嵐である」

という事を受け止めながら生きていく事しかできない。

もうやめた!

と言うまで繰り返しそれはやってくる。

ただ一つだけ状況を変えられるのは

受け止め方を変える事にある。

嵐の中にいても、その状況を楽しむ事だ。

文句や愚痴を言いながら生きるのも良し、

他人のせいにして生きるのも良し、

けれども、

僕自身はそうはしたくないのだから、

自分の力で変える事のできない

大きな力でさえ受け止めて、

大笑いして吹っ飛ばすしかない。

どちらにせよ、

世の中はどんどんつまらなくなっていく。

そのつまらない世の中にいても

鋭く光る小さな光の一つでありたい。

僕のようなクズであってもそう思う。

中島らもさんは「本当の事はつまらない」と言っていた。僕もそう思うのだけれど、本当の事がなさすぎる、効率とデータでできたような世の中は好きではない。反骨精神と言う言葉は死語なのかもしれない時代だけれども、僕の中にはその言葉が支えになって生きてきた変テコな自信があったりする。真心ブラザースの曲にはいつもそういう気持ちが見え隠れしている。「人間はもう終わりだ」はすごい曲だと僕は思う。