HIMENOYU MOTHER.進捗状況。

環境配慮や様々な事を突き詰めて考えていくと、現代社会には合わないいくつかの事にぶち当たります。例えば真空包装に使うナイロンの袋。衛生面などの配慮を考えれば考える程矛盾が生じたりします。全てのものを環境配慮されたものに置き換える事は非常に難しい課題の一つでもあります。

この矛盾とどう向き合うかという事が最も大切で、それに対する意識が新しい梱包方法を産んだり、新しい販売方法を思い立ったりするのだと思います。

それと同じく、お店を開くという事は何かの役に立っていなければ存在する意味がないのではないかと思います。上記と同じく開店してからの矛盾に対応していく事によって様々な事が生まれてくるでしょう。新しいサービス、新しい商品。そして何より大切なのはその在り方だと思っています。

商売上の考えと、理想とする在り方にはいつも矛盾があり、それは弊社のような零細企業から上場企業までが考える一つの矛盾ではないでしょうか。

この場所は、そんなふうに考えても考えても解決しない矛盾と闘っている人達が世の中から少し遠ざかり一日をゆっくりと過ごしてみる事のできる小さな施設です。温泉があり、マキネッタで淹れる濃いめのコーヒーを飲みながらゆっくり呼吸して、ゆっくり歩いて見て下さい。

浴槽は2つあり、小さな浴槽側の脱衣所の写真。自分たちでペンキを塗り、自分達が調達した電飾を着けて、自分たちで魂みたいな何かを注いでいきます。

オリジナルの衣料品を販売するスペース。ペンキ下塗り作業中。

ルーツをどんどん遡っていって、歌はどうやって生まれたのかと考えたときに、お祈りから始まったのではないかと考えたりします。これはYouTubeでたまたま発見したもの。Primitive Tribal Craftというアパレルブランドのようです。コロナウィルスやら何やら世界的に大きな変動があった今、60年代のようなカウンターカルチャーやビートジャネレーションのような新しい何かが生まれれば、また一つ人間の何かが進化するのではないかと思います。